JeNGa

涼宮ハルヒの憂鬱　キョン×長門

ハルヒ熱があがってキョン長書いちゃった！

恋に恋するキョンくん。
恋を知らない有希ちゃん。

人は恋に恋する、と言うがそれがどういう感情なのかと問われればそれは相当難しい問題なのかもしれない。
少なくとも、長門にとっては。


何でも真実として映し出してしまいそうな瞳が俺の方を向いているのに気がついた。一体いつからそうしていたのだろうか…随分と前から始まっていたのなら彼女に悪い事をしたと思うが言葉に出さないのはきっとその気遣いは彼女にとって杞憂だと俺は気付いたからだ。

目線が合い困った様にどうしたのかと聞けば長門は一冊の方を差し出した。
タイトルは「人は恋に恋をする」
以前の俺なら感想を問うていただろう。返事はきっと「普通」「まぁまぁ」「別に」なんて返答が返って来るだろう。しかし彼女は何かあって本を差し出したのだと知っているから、俺は長門の出方を待った。

数秒の間の後、彼女は本のタイトルに指を指しながらこう言う。
「良く解らなかった」
それもまっすぐに俺にピントを合わせて答えを求めるように。
そんなに瞳で見つめるな。心臓が飛び跳ねるだろ。

その目は何でも真実として映し出してしまいそうな瞳。
無垢な瞳。
何も知らない瞳。
-　こ　い　-　なんて知らない瞳。
そんな瞳をしたお前に「人は恋に恋する」なんてムズカシイハナシを理解できると思うか？


今もまだ見つめる長門の目に答えるように見つめ返し、俺はおもむろに長門の唇にちゅ、とキスを落とした。

「こういう意味だよ、恋に恋するってのは」



**************************


長門は恋という感情を知らずに恋愛をするのだと思う。
キョンはまだまだ恋から抜け出せないけど、恋と恋愛の違いは実はわかってるんだぜーな感じで。
意味不明でした。(チーン)