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2025/06/18 22:23 |
指 −金色のコルダ月森夢ー※15禁
金色のコルダ 月森夢
 
月森で体の一部シリーズ
その1「指」

お風呂一緒に入ってイチャイチャする夢ですので、
15禁です。
自己判断でお進み下さい。
「今日家に来ないか…?祖父母も出かけてるんだが」

ためらいながらも言うそのセリフは彼のお泊まりデートの誘いの意。大抵決まって月に一回そういう日があるようで嫌がる様子もなく彼女も小さく頷く。

学校を終わってすぐ2人で彼の家に向かう。お互い無言だけど逆に居心地が良い。
途中で通り雨に降られてびしょびしょになった2人は彼の家に着くとすぐタオルを貸してくれた。
今風呂入れるからリビングで待っててくれ、と言う彼に湿った服で抱き付いた。

「お風呂、一緒に入ろ?」
それは同時に゛しよう゛と言う意味で。
「あぁ。わかった」
彼はそこまで理解して了解してくれる。


広めのバスタブに2人で入る。
大抵彼女が泊まりに来る時は彼女の要望で不透明の入浴剤を入れる。
今日は湯がピンク色に染まるリンゴの香り。
甘ったるい。鼻にツンとくるその香りに彼は少し嫌な顔をし、その香りを払うかのように彼女を優しく抱き締めて彼女の匂いを求める。
白くてなめらかな肌と同じ白でもハリのある肌がすれあう度に酷くもどかしく―しかしそれさえも心地よく―彼の抱擁に答えるように彼の首に腕を回す。

ちょうど彼女の後ろの首筋が視界に入り目をやると痣のような―しかしにわかに赤く腫れているそれに気付き、ふっと笑みが零れた。
微笑に気付き彼女はどうしたのかと問うと答えもせずにそれに愛しく口付ける。
心当たりがあるのか彼女はビクッと反応するが負けじと彼の肩をチロっと舐める。
「私より…肌が白いから映えると思うけどな」
そう零し噛み付くように何度も彼の肩に口付け自分にもある痣に似たそれを作った。
「ほら、綺麗」
彼の白い肌にくっきりと付いたそれを、彼女が舐めあげる。その行動に艶を感じながらも嬉しいと思う自分がいる。酷く彼女が愛しく見えるのだ。

舌による愛撫を受けながら、彼女の手を探す。肩から腕を伝い見つけた彼女の小さな掌。指を絡めようとしたその時、彼女の指に絆創膏が張ってあるのに気がついた。
「指…どうしたんだ」
言葉に反応して顔を見上げる彼女と目が合った。が、すぐに目を逸らされ何もないよと嘘を吐く。彼は絆創膏をゆっくり剥がし患部を見、そのまま自らの舌に添えて味わうようにじっくりと舐めまわす。まるで傷を癒すかのように。患部では飽き足らず他の指もしつこくねっとりと舐め始めた。まるで愛撫のようで、彼女はその行為に酔い痴れていた。


風呂をあがりフラフラしながら彼女はソファに座り込む。先ほどの長風呂のせいでのぼせてしまったのだ。
「水、持って来たから飲むと良い」
ありがとう、そう微笑みながら返すと絆創膏も差し出され彼は彼女の指に優しく巻いた。
「…傷の舐め合いって言うんだよ、ああいうの」
「俺は君に傷をつけられたんだ。それに誘ったのはそっちだ」

ノリノリだったくせに、などと彼女はブツブツ文句を言いながらも絆創膏を巻くその行為を見る。まじまじと彼の指を見ると指先まで綺麗で爪も整えてあるようだ。その指は大好きなヴァイオリンも彼女も優しく愛でる手だった。

「もし蓮が指怪我したら手当てしてあげるよ、口で」

彼女がそう意地悪く笑ったのを敢えて見なかった事にして、彼は思う。
今は目の前の愛しい人を愛でよう、と。
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2007/08/02 12:06 | Comments(0) | コルダ月森夢

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