※ミユキが手塚好き設定です。
※熊本弁わからんとです。ご指摘お待ちしてます。
千歳兄妹が下らない喧嘩して欲しいと思って出来上がった作品。
オチがないです。
※熊本弁わからんとです。ご指摘お待ちしてます。
千歳兄妹が下らない喧嘩して欲しいと思って出来上がった作品。
オチがないです。
全国大会が終わってからの夏休み。一時的にテニスは休みにして俺は熊本に帰って来た。一応連絡して久々に我が家に帰れば家族からお帰りと言われた。何気ない事だが大阪に居る時にはない温かさにとても安心する。母の作るご飯が食べたくて外食に行こうとしてた母にお願いして夜は皆で食卓を囲んだ。座る場所も相変わらず変わってなくて、ミユキにテレビが見えないから席を代えてくれと言われた事を思い出す。
ご飯の後は大抵皆でテレビを見る。大きなテレビは居間にしかないから必然的にそうなるのだ。俺は新聞を見て番組をチェックする。どうやら今日はトトロをやるようだ。それを見る為家族より先に風呂に入った。
出て来たらミユキがその後、慌てる様に風呂に入って行った。
ミユキも俺の影響なのかトトロが好きだ。だからてっきりトトロを見る為に急いで風呂に入ったんだと思った。
風呂から上がったミユキがドタドタ足音を鳴らしながら居間に来た。
「お母さん、ウチテレビ見て良か?!…って、お兄ちゃんトトロ見っとね?」
「ミユキこそ、癒しのトトロ見んとつまらんドラマ見るとね?」
「好きな俳優が出ちょる連ドラが見たか。変えてもいい?」
どうやらカッコいい俳優を気に入っているようだ。俺が大阪行く前は俺の影響でジブリにハマっていたが…とうとう男に目が行く年頃になった様だ。
トトロが見れない寂しさもあるが、それ以外にミユキの変化に寂しく思った。
「昔は毎日トトロば見ちょっとったくせに。そげな大人振らんでも良か」
「大人振っとらん!」
「トトロ嫌いになったと?」
「なっちょらんし、トトロばビデオでいつでも見れるばい」
「ドラマ録画したらよか」
うんぬん言い合いしてるうちに母が勝手にチャンネルを変えてドラマを見始めた。
久々に帰って来た俺の事も余所に母はミユキの味方するらしい。久々に帰ってきた息子より娘が可愛いのか。
しぶしぶ俺はドラマを見る事にした。
ミユキが好きな俳優とやらは眼鏡をしていて高潔でするどい役をしていた。無口で喋らないし笑わないし…まるで誰かに似てる気がする。…もしやミユキは手塚に重ねてみているのか?だったらトトロみるより面白い。俺はミユキにはったりをかけた。
「こいつ、手塚に似とる」
「に、似とらん!何言うかと思ったっちゃ!全く違う!!違うとね!!」
顔を真っ赤にして否定してくるこの必死さ加減、これは来たビンゴだ!ミユキが男に目覚めたのは正直悲しいが、相手が手塚なら話は別だ。まず手塚はミユキを相手にしていない故に恋人にはなれない。しかも俺も知ってる人だからからかいがいがある。何も怖くはない、これは完全に妹に仕返しをしろと言う事に違いない!
「顔真っ赤にしなくてよかよか」
「しとらん!!」
「ミユキ、必死に否定しとっても顔に出とったい」
「だーかーら、違うっちゃ!!」
「兄ちゃん、男に目覚めただけでも寂しいのに、まさか手塚だったとはもっと寂しか~」
「ちょ、泥棒の兄ちゃんバカにすっとね!?」
この後ギャーギャー言い合いっこしていた俺たちに「ドラマ聞こえん!あっちでして」と母の機嫌を悪くして2人で必死に謝りに行ったのはまた別の話。
ご飯の後は大抵皆でテレビを見る。大きなテレビは居間にしかないから必然的にそうなるのだ。俺は新聞を見て番組をチェックする。どうやら今日はトトロをやるようだ。それを見る為家族より先に風呂に入った。
出て来たらミユキがその後、慌てる様に風呂に入って行った。
ミユキも俺の影響なのかトトロが好きだ。だからてっきりトトロを見る為に急いで風呂に入ったんだと思った。
風呂から上がったミユキがドタドタ足音を鳴らしながら居間に来た。
「お母さん、ウチテレビ見て良か?!…って、お兄ちゃんトトロ見っとね?」
「ミユキこそ、癒しのトトロ見んとつまらんドラマ見るとね?」
「好きな俳優が出ちょる連ドラが見たか。変えてもいい?」
どうやらカッコいい俳優を気に入っているようだ。俺が大阪行く前は俺の影響でジブリにハマっていたが…とうとう男に目が行く年頃になった様だ。
トトロが見れない寂しさもあるが、それ以外にミユキの変化に寂しく思った。
「昔は毎日トトロば見ちょっとったくせに。そげな大人振らんでも良か」
「大人振っとらん!」
「トトロ嫌いになったと?」
「なっちょらんし、トトロばビデオでいつでも見れるばい」
「ドラマ録画したらよか」
うんぬん言い合いしてるうちに母が勝手にチャンネルを変えてドラマを見始めた。
久々に帰って来た俺の事も余所に母はミユキの味方するらしい。久々に帰ってきた息子より娘が可愛いのか。
しぶしぶ俺はドラマを見る事にした。
ミユキが好きな俳優とやらは眼鏡をしていて高潔でするどい役をしていた。無口で喋らないし笑わないし…まるで誰かに似てる気がする。…もしやミユキは手塚に重ねてみているのか?だったらトトロみるより面白い。俺はミユキにはったりをかけた。
「こいつ、手塚に似とる」
「に、似とらん!何言うかと思ったっちゃ!全く違う!!違うとね!!」
顔を真っ赤にして否定してくるこの必死さ加減、これは来たビンゴだ!ミユキが男に目覚めたのは正直悲しいが、相手が手塚なら話は別だ。まず手塚はミユキを相手にしていない故に恋人にはなれない。しかも俺も知ってる人だからからかいがいがある。何も怖くはない、これは完全に妹に仕返しをしろと言う事に違いない!
「顔真っ赤にしなくてよかよか」
「しとらん!!」
「ミユキ、必死に否定しとっても顔に出とったい」
「だーかーら、違うっちゃ!!」
「兄ちゃん、男に目覚めただけでも寂しいのに、まさか手塚だったとはもっと寂しか~」
「ちょ、泥棒の兄ちゃんバカにすっとね!?」
この後ギャーギャー言い合いっこしていた俺たちに「ドラマ聞こえん!あっちでして」と母の機嫌を悪くして2人で必死に謝りに行ったのはまた別の話。
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