JeNGa

テニスの王子様　仁王夢

これは…夢なのか？

俺達の日課。
それは部活で忙しくて二人きりになれない俺達が一緒に下校する事。

テニス部は練習が遅いにもかかわらず、彼女は裏門でいつも俺を待っていてくれる。いつも俺が来ると嬉しそうに向かえてくれる。部活がどんなに大変でも彼女の嬉しそうな顔を見ると俺も嬉しくなる(実は毎日の楽しみだったりするのだが)

しかし今日の可愛い彼女はむすっとした拗ね顔。
その顔にギョッとした俺は何かしてしまったのかとたじろぐ。だが彼女の拗ねつつも口元がほころばせ目線を逸らしながら呟いた台詞にときめきを感じてしまった。
その呟きがガキみたいで可愛いと思ってしまうのは惚れた弱みか。
ククッと笑って頭を軽くポンポンしてやる。

｢そんなむくれなさんな。ほら、手出しんしゃい｣

こう彼女は言ったのだ。なかなか可愛い事を言うもんじゃのう。



―――寒かったんだよ、死ぬかと思った







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アトガキ

ピアノレッスンの帰り、寒い中外でお母さんの車のお迎え待ちをしてる男の子がいた。
やっと迎えに来たお母さんに言った男の子の一言がこれだった。
お母さんが来た事が単純に嬉しかったんだけど、普通に伝えられなくて拗ねてみると言う可愛さに惹かれたのでこれを書いた。

仁王夢のはずが誰でも良くなってしまったな(笑)

ちなみに他の人だとこんな台詞になる


◆柳
｢この手からするとかなり待ったようだな…。
待たせてすまなかった。何か温かい飲み物でも買おうか｣
◆真田
｢こんな寒さで人は死なないから安心しろ。
寒いならばマフラーなり手袋を持ってこい。
…今日はたまたまマフラーを持っているのだが…その、使うか？｣
◆柳生
｢ああ、寒い思いをさせてしまって申し訳ありません。
宜しければ手袋使って下さい。体が冷えては風邪を引いてしまいますからね｣
◆幸村
｢ふーん、嬉しいなあこんな寒くなっても待っててくれるなんて。
さ、寒いし手繋ごうか｣
◆ジャッカル
｢待たせて悪いな。寒いならほら、手繋ぐか？｣
◆日吉
｢アンタそんなに寒くなるまで待ってるなんて馬鹿じゃないですか…。
ほら、俺のマフラー、使ってください｣
◆赤澤
｢す、すまん!!待たせ過ぎたよな、悪かった。
何かあったかい飲み物奢ってやるから機嫌直してくれるか？｣
---赤澤って尻ひかれるタイプだと思う。
◆ダビデ
｢…遅くなってすんません。
その、俺のマフラ―使いマフカ―？…ブッ｣
---ゴメン、そのくだらなくて(笑)
拗ねてる事にまったく気がついてない感じで。
しかし寒さに対する安否はする。


拍手向けかねー。